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Fushigina kaiko
不思議なかいこ
出来事の流れ
< 5名の教員に対する懲戒処分› <解雇に関してはこちら>
2012年
10月31日(水) 学生への事情聴取
学部学生委員長から学生Xが呼び出され、事情聴取をうける。学生Xは、去る10月20日(土)の保護者会で、「学生の声」という文書を保護者に配布した3名の学生のうちの1人だった。2名の教員による学生Xへの聴取は、研究室に鍵をかけ、録音阻止のため携帯電話の電源を切らされ、事情聴取の目的を明確に告げられることもなく始められた。そして、聴取内容はその場でタイピングされ、学生Xは、その聴取記録に確認・署名を求められた。聴取記録のコピーを求めたところ拒否された学生Xは、署名を拒否しようとしたが、「立場を分かっているのか」、「従わなければ不利益が及ぶ」などの趣旨のことを言われ、事情聴取の口止めをされた。
学生は怖くなり、担任の教員Aの研究室を訪ねたが不在で廊下に留まっていたところ、別の教員Bに声をかけられ、相談をした。
11月1日(木) 学部教員全体への呼びかけ、及び問題提起
教員Bは、教員Aと相談し、緊急で学部教員にメールを流し、「とにかく情報共有を!」と呼びかけた。その日の昼、10名程度の教員が集まり学生の訴えがあることを説明したが、事情聴取の事情はよくわからないままだった。教員A、B及び学科長で、学部長への問い合わせを行うこととしたが、その日何度も研究室を訪ね、伝言したものの、学内にいるはずの学部長への連絡はとれなかった。
11月2日(金) 2人目の学生への事情聴取
「学生の声」を配布した別の学生Yへの聴取が予定されていた。1限の授業終了に合わせて学生の前に現れた教員Zは、着替えもトイレも近くで「見守り」、そのまま学生を研究室まで連れて行った。心配した学生Yの友人たちは、急きょ担任教員Aに連絡。教員Aは、事情聴取が行われるであろう研究室へと走り、ノックしてドアを開けた。研究室の中には、事情聴取を行うために、教員3名と学生Yが座っていた。教員Aは、学生Xが受けた聴取方法などについての確認もないまま、こうした事情聴取がなぜすぐに行われるのかを問いただした。その場に、10名程度の学生もかけつけ、「やめてください」と訴えた。
事情聴取を知った教員C、教員Dも駆けつけ、「何の権限で、何を目的とした聴取なのか」と問いかけ、このままでは「人権侵害になる」と訴えた。しかし、教員Zは、「学長命令で行っている」として、公印もない文書を掲げて、教員Aの退室を求めた。しだいに、激しい声でのやり取りに発展し、廊下まで響き渡ったやり取りに、教員Eも駆けつけ、学生委員としてこのやり方はおかしいと疑問を投げかける。激しいやり取りになっているのを知って教員Bはいったん現場を離れ、事態の収拾を図ろうと、学部長や学科長に連絡を取る。しかし、つながらない。教員Bの目の前を探していた学部長が通り過ぎ、現場に向かっていく。教員Bも、すぐに、そのあとを追って研究室へと向かった。
学部長の姿を見ると、学生Xは「聴取怖かったんですよ、やめさせてください、助けてください」と訴えた。学部長は、研究室に入ると、これが学長からの特命によって学部長承知の上で行っている聴取であることを説明し、学生を退室させた。その後、教員A、B、C、D、Eは、聴取を行おうとしていた教員たちに問題性を訴え続け、この日聴取は中止となった。
11月8日(木) 懲戒処分を審議する旨の「説明書」届く
11月2日に現場にいた教員A、B、C、D、E 5名に対し、大学運営会議において「懲戒の審議を行う」との説明書が届く。人事労務部からの文書には、公印も文書番号もなかった。
11月12日(月) 懲戒処分に関する陳述等の手続きも進んでいない、何の事情確認もされないまま、しかも処分も確定してないはずの段階で、教授会において、副学長から「処分は譴責」との説明。
11月26日(月) 5名の教員に対し、陳述の方法と提出期日を確認する「通知書」公布
11月30日(金) 処分理由が不明確であったため、質問状を提出。具体的に、それぞれの教員のどのような行為が妨害行為に当たるのか質問。
12月4日(火) 理事長による学生への説明会 急きょ開催
100名程度の学生が集まったが、半分は運動部に所属するメンバーに動員がかかっていた。
12月6日(木) 大学側は、処分審議理由を明示しているとして、陳述書締切を12月20日に設定
12月14日(金) 学生たちが、教員からの説明を聞きたいと対話を企画し、学部全教員に呼びかけたが、結局処分対象となっている教員と数名のみ参加
12月17日(月) 学部教授会に先立ち、理事長による財務、出来事の説明
説明に使われたパワーポイント資料の開示を要望(2013年1月に閲覧)
12月20日(木) 5名の教員、陳述書に替えて「声明文」提出
2013年
1月7日(月) 学園教職員全体会における理事長説明
まだ、処分は通告されていなかったが、理事長は「一連の不祥事」として、全教員に説明。その対応に追われ、学園の改革が進められなかったと述べる。
1月15日(火) 「譴責(けんせき)処分」通告、メールボックスに入っていた
1月28日(月) 学生の人権、教員現場での事情聴取方法などに疑義を呈した行為を懲戒処分とされたことを踏まえて、「始末書」提出 --「教育現場において学生の人権を侵害することのないよう一層努力する」
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